2010年06月17日

情熱のワイン

フランス、ボジョレーから新しいワインが入荷しました。

キュヴェ・パッション

まさに、情熱のワインなんです。





エチケットがふざけてるでしょう。ゴクゴク飲めるワインですface03

でも、中身はかなりまじめに真剣に、熱いワインになってます。


ブドウは健全な大地から、丁寧に作られています。
決して、弱った大地に、無理やり化学肥料を加えて作られた
やせっぽちのブドウではありません。

その骨太のブドウは、さらに丁寧にブドウ本来の力を引き出され
ナチュラルにワインに造られます。そこには、科学的技術が幅を
きかせる事はありません。

飲むとわかります。ブドウの持つ果実味、す~と体に溶け込む
優しい味わい。とてもシンプルです。

若き希望に満ち溢れたワイン生産者は、フランスにおいても
なかなか日の目を見ることは難しいものです。
日頃まじめに頑張っている彼らの造るブドウが、量ばかりを
求めて作られたやせっぽちのブドウと一緒に農協のワインと
なるにはあまりにも忍びない…。

若きパッションを導くのはやはり、先輩の造り手です。
そんな強い情熱が集まって出来上がったのがこのワインなんです。

フランスからその情報を得て、初めて飲んだときは、優しい味わい
のなかに、何か忘れかけていた、爆発せんばかりの熱きパワーを
感じました。何かに打ち込むって素晴らしい。可能性ある才能に
希望を持つって素敵だと、妙に若い時の感情がこみ上げました。

そんな気持ちにもさせてくれるこのワイン。
ぜひ、昔を思いつつ、飲んでみてはいかがでしょうか…。



こんな話をするのも、ここ1週間風邪が鼻に来て、持病とも言える
蓄膿症が出てきて全く集中力を欠いてます。
病院に行ったら、昨年の同じ時期に通院していたそう。体は正直
ですね。私自身の体なのに、自分が気づかないサイクルで不調を
訴える。皆様も、知らないうちに無理をされているはずです。
季節の変り目は、お気をつけてくださいね。

若い頃には感じなかったこんな事を感じ、若い頃に感じていた
みなぎる情熱を忘れ、不思議な気持ちになった今日この頃です。
  


Posted by Vin長(ヴァンちょう) at 17:19Comments(2)ワイン