2009年03月05日
フランスからのお客様

3月3日(火)
『ドメーヌ・ドーピアック』のシルヴァン・ファダ氏、奥様のデジレさんをお招きして
造り手とともにワインを味わう『来日記念ワイン会』を行いました。
彼の造るワインは、南仏ラングドックのモンペイルー村の地ぶどうを使った
その村でしか作れないワインです。
彼は自分の畑の土をよく理解しています。どんなぶどうがこの土地に合うのか
どうしたらぶどうが自分の力で健全に育っていけるのか、大自然の声を聞き
それに抗うことなく特性を伸ばして発育をさせていきます。
だからこそ、彼の造るワインは何ともいえない土の味があるのです。
お客さまで 「このワインはタンニンの渋みや深み以外の何か奥深い味がする。」
とおっしゃってくださいました。まさにそれが大地がくれた土の味なんだと思います。
Une promesse de vin = ワインの約束 というフランスで出版
された本の中に彼の章があります。後書きにこんな言葉があります。
この本では、他と違ったブドウ栽培家を取材している。
ブドウ畑が持つ生命力を生かし 素晴らしいワインを造っている人たち
である。彼らは土を重んじているのだが、彼らに とってテロワールとは、
貴重なものでありながら、壊れやすくもある大切な味方であり
過去の記憶と未来、つまり土壌の最深部と天空の果ての宇宙が
交わり結びつく場所 である。そのテロワールに対し、彼らは日々、
それぞれの方法で働きかけ、そしてまた 彼らも、テロワールによって
生かされているのだ。
この言葉が私にはとっても『グッときた』のです。
そんな彼の話す事に、お客様が耳を傾けてくださり、一緒にワインを
味わい楽しんでいただけたのがとても嬉しかったです。
いらしてくださったお客様のおかげで、素晴らしいひと時を過ごせました。
ご協力くださったホテルクエスト清水の望月様、竹内様にも感謝いたします。
これからも色々と企画してまいりますので、ぜひとも皆さん気軽にご参加
くださいね☆
Posted by Vin長(ヴァンちょう) at 21:25│Comments(0)
│ワイン