2010年02月21日
ジュリアンヌの公的評価
今年も、ドメーヌ・ド・ラ・ヴィエイユ・ジュリアンヌのワインが、
ロバート・パーカーJr.により、高い評価を獲得しておりますので、
ご案内致します。
昨年の9月にこの蔵元に伺ったときには、収穫をいつにするか
寝ないで悩んでいる最中でした。
緻密で妥協を知らない造り。ドーマン氏だからできる
そんなワイン造りです。
ロバート・パーカーJr.氏が全てではないですが、1人でも多くの方が
彼のワインを『大好き』と言っていただけるのは嬉しい事です。
もうすぐ買い付けたワイン達が入荷します。
皆様にこんなにもいいワインをご紹介できることを誇りに思います。
お楽しみに!!
長いけど読みたい~という方は続きをぜひどうぞ
ロバート・パーカーJr.により、高い評価を獲得しておりますので、
ご案内致します。
昨年の9月にこの蔵元に伺ったときには、収穫をいつにするか
寝ないで悩んでいる最中でした。
緻密で妥協を知らない造り。ドーマン氏だからできる
そんなワイン造りです。
ロバート・パーカーJr.氏が全てではないですが、1人でも多くの方が
彼のワインを『大好き』と言っていただけるのは嬉しい事です。
もうすぐ買い付けたワイン達が入荷します。
皆様にこんなにもいいワインをご紹介できることを誇りに思います。
お楽しみに!!
長いけど読みたい~という方は続きをぜひどうぞ
今回は、いつもとは形式が異なり、
冊子ではなく、インターネット上のみでの掲載となりました。
これは、ジャン=ポールさんが、
地球環境保護のための配慮と意思表示の一環として、
「The Wine Advocate」誌への紙での掲載を断り、
ネット上での掲載のみにしてもらうよう、依頼したからだそうです。
そのため、形式はいつもと少し異なりますが、
評価基準や内容は、全く変わりません。
少し話しが逸れますが、
ジャン=ポールさんのこの紙を大切にする姿には、
徹底したものがあります。
以前、ローヌ・ブラン 2005 がVDTになった時も、
すでにAOCでラベルを作成していた為、
それをゴミにしてしまうのはもったいないと、
裏面に印刷をし、ラベルとしました。
また、ジャン=ポールさんからのメールの1番下の署名部分には、必ず、
> ※このメールを印刷する前に、環境のことを考えて下さい。
と書いてあります。
今回のワイン・アドヴォケイト誌掲載に関しても、
地球環境のことを思うジャン=ポールさんの、
真摯な姿勢が感じ取れると思います。
また、今回の評価に関するジャン=ポール氏本人のコメントをお伺いしたところ、
「パプ2008年の90-92点というのは妥当なところだと思うが、
2007年の95点に関しては、実際のワインの出来栄えを考えると、
もう少し高くても良かった気がする。
でも95点というのは、素晴らしい点数だと思う」
ということでした
**************************************************************************
◆ザ・ワイン・アドヴォケイト The Wine Advocate 185号◆
シャトーヌフ・デュ・パプ 2007 : 95点
(昨年の評価では、93-95点でした)
この2007年の「シャトーヌフ・デュ・パプ」は、すでに入手できるのだが、
2~3年の間セラーに寝かせておいた方が良いかもしれない。
その後はおそらく、20年かそれ以上熟成するであろう。
色合いはインクのように濃く、紫がかったルビー色。
素晴らしい構成。
香りもとてもゴージャスで、ブルーベリーやラズベリーやブラックベリー、
そしてアカシアの花、甘草(リコリス)や、お香のようなニュアンス。
酸味が美しいため、素晴らしい爽快感が体に共鳴していくのが感じられる。
また、余韻も驚異的だ。
ジャン=ポール・ドーマン氏は、自分のワインに関して、
2007年よりも、2005年の方が良かったとする数少ないシャトーヌフ・デュ・パプ生産者の1人だが、
私自身にとっても、このワイナリーに関しては、反対し難いところがある。
シャトーヌフ・デュ・パプが本当に好きな人は、
おそらく両方のヴィンテージをセラーに揃えたくなるのであろう。
シャトーヌフ・デュ・パプ 2008 : 90-92点
このアペラシオンで最も素晴らしい2008年のワインの1つが、
ジャン=ポール・ドーマン氏の「シャトーヌフ・デュ・パプ」であろう。
当ワイナリーは、このアペラシオンの中でも北にあり、
小さな敷地しかない。
しかも2008年の生産量は、通常のたった50%のみということだ。
しかしながら、その結果出来上がったワインは、傑出している。
濃い紫がかったルビー色。
香りが非常に豊かで、黒いラズベリーやブラックベリーのような果実の風味と、
甘草(リコリス)、岩を砕いたようなミネラル感、
そして春の花のような香りが満ち溢れている。
驚くほど豊満なフルボディタイプ。
このキュヴェは、私が試飲した2008年のシャトーヌフ・デュ・パプのワインの中で、
最もリッチなワインの1つであると言える。
この先さらに美味しくなることも間違いない。
昨年レポートしたように、
ここは2007年に特別キュヴェを造らなかった数少ないワイナリーである。
ドーマン氏によると、その理由は、
2007年のブドウがどれも素晴らし過ぎて、
通常レゼルヴを生産している樹齢の高い区画のブドウと、
あまり大きな差が現れなかったから、ということだ。
だからすべてを一緒にブレンドし、
1つのシャトーヌフ・デュ・パプに仕上げている。
-----------------------------------------------
(参考までに、昨年の評価も載せておきます)
◆ザ・ワイン・アドヴォケイト The Wine Advocate 179号◆
シャトーヌフ・デュ・パプ 2007 (93-95)
シャトーヌフ・デュ・パプ 2006 94
シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ 2006 96+
コート・デュ・ローヌ・
リュー・ディ・クラヴァン・ルージュ 2007 (88-90)
コート・デュ・ローヌ・
リュー・ディ・クラヴァン・ブラン 2007 (86-87)
ここはシャトーヌフ・デュ・パプの中でも、訪問するのが楽しみなワイナリーのうちの1つだ。
現当主であるジャン=ポール・ドーマン氏により、
今やこの蔵は、シャトーヌフ・デュ・パプというアペラシオン全体の評価の基準とも言えるドメーヌに成長した。
古木を用い、ビオディナミ農法で栽培し、
ごくわずかな生産量に落として凝縮させて生まれるシャトーヌフ・デュ・パプは、
桁外れなほど素晴らしい。
醸造スタイルも伝統的なもので、醸造中は酸化防止剤の亜硫酸を一切使用せず、
ニュートラルなタンクか古い大樽で熟成させる。
2007年ヴィンテージもとても力強く、2006年にこのワイナリーが達成したものに、匹敵している。
というのも、南ローヌの2007年は、私にとって生涯で最高のグレート・ヴィンテージだと思っているのだ。
だがこの蔵は、その2007年に劣らないほどの2006年を、もともと生産していたという、
数少ないワイナリーのうちの1つである。
「コート・デュ・ローヌ・リュー・ディ・クラヴァン・ブラン 2007」は、
40%がグルナッシュ・ブラン、40%クラレット、20%マルサンヌのブレンドだ。
果実味豊かで、爽快感があり、シトラス系の花の香りのするビストロ・スタイルの白ワイン。
ボディはライトからミディアムの間。
このスタイリッシュな2007年は、ここ1~2年の間に飲むことをおすすめしたい。
「コート・デュ・ローヌ・リュー・ディ・クラヴァン・ルージュ 2007」は、
このアペラシオンの中でも最も優れたワインの1つだ。
醸造所のすぐ目の前に広がっている非常に樹齢の古い樹から採れたブドウで造っているため、
色合いは非常に濃い紫色で、ベリー系果実、甘草、土や肉っぽいニュアンスが押し寄せてくるような感覚だ。
フレッシュ感があり、生き生きとしていて、ミディアムからフルボディ。
果実味も余韻も十分素晴らしいのだが、まだ本領を発揮していない。
熟成を終えれば、さらに際立った魅力を放ってくれることは、間違いない。
「シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ」の2007年ヴィンテージは生産がないということを聞いて驚いた。
このワインは通常、砂質土壌に育つ樹齢103年のグルナッシュから造られ、古い大樽とタンクで熟成させている。
この区画のブドウを食べた時、他の区画のものと比べて、
レゼルヴらしい明らかな特徴が感じられなかったとジャン=ポールは話してくれた。
それでわざわざキュヴェを分けるのはおかしいから、レゼルヴの生産をやめたのだそうだ。
これはおそらくグッド・ニュースだろう。
というのも、「シャトーヌフ・デュ・パプ 2007」が素晴らしい力作だからだ。
エッジまで濃い紫の色調。
甘草や燻し香、ペッパー、ブラックベリー、キルシュ、そしてお香のようなニュアンスがすべて溶け合わさり、
信じられないほどアロマティックである。
これは北向きの涼しい斜面ならではなのだろう。
アルコール度も高いが、凝縮度も非常に高い。
春の終わりから9月末まで、雨がほとんど降らなかったそうだ。
素晴らしいフレッシュ感と快活さに溢れたフルボディタイプ。
なおかつエレガントでピュアな個性も持ち合わせている。
今後20年かそれ以上、美味しく飲むことができるだろう。
興味深いことにジャン=ポールは、自らの2007年のワインと、
こちらもまた偉大なヴィンテージであった1999年とを照らし合わせている。
「シャトーヌフ・デュ・パプ 2006」は、濃い紫色で、
カシスや甘草、キルシュ、肉汁や、わずかにラベンダーやスパイスの風味など、とても香りが豊かだ。
フルボディタイプで、ゆったりとした豊かさがあり、うっとりと魅惑されてしまうほどの凝縮感。
2006年ヴィンテージのワインの中で、最も素晴らしいものの1本だ。
この心地よい美しさは、今後少なくとも15年は楽しめるだろう。
2006年ヴィンテージを代表するワインの候補として、
「シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ 2006」も忘れてはならない。
不透明な暗黒色とも言えるほど濃い紫の色調。
コショウやスパイスと、土っぽいニュアンスの香り。
フルボディの力強さと並外れた凝縮感があり、ピュアで余韻も長い。
これもまたセンセーショナルなワインなのだが、顕微鏡並みに微小な生産量であるため、
数本を見つけることすら非常に難しいだろう。
今後20年かそれ以上、2006年のワインとしては意外なほど長く楽しめそうだ。
冊子ではなく、インターネット上のみでの掲載となりました。
これは、ジャン=ポールさんが、
地球環境保護のための配慮と意思表示の一環として、
「The Wine Advocate」誌への紙での掲載を断り、
ネット上での掲載のみにしてもらうよう、依頼したからだそうです。
そのため、形式はいつもと少し異なりますが、
評価基準や内容は、全く変わりません。
少し話しが逸れますが、
ジャン=ポールさんのこの紙を大切にする姿には、
徹底したものがあります。
以前、ローヌ・ブラン 2005 がVDTになった時も、
すでにAOCでラベルを作成していた為、
それをゴミにしてしまうのはもったいないと、
裏面に印刷をし、ラベルとしました。
また、ジャン=ポールさんからのメールの1番下の署名部分には、必ず、
> ※このメールを印刷する前に、環境のことを考えて下さい。
と書いてあります。
今回のワイン・アドヴォケイト誌掲載に関しても、
地球環境のことを思うジャン=ポールさんの、
真摯な姿勢が感じ取れると思います。
また、今回の評価に関するジャン=ポール氏本人のコメントをお伺いしたところ、
「パプ2008年の90-92点というのは妥当なところだと思うが、
2007年の95点に関しては、実際のワインの出来栄えを考えると、
もう少し高くても良かった気がする。
でも95点というのは、素晴らしい点数だと思う」
ということでした
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◆ザ・ワイン・アドヴォケイト The Wine Advocate 185号◆
シャトーヌフ・デュ・パプ 2007 : 95点
(昨年の評価では、93-95点でした)
この2007年の「シャトーヌフ・デュ・パプ」は、すでに入手できるのだが、
2~3年の間セラーに寝かせておいた方が良いかもしれない。
その後はおそらく、20年かそれ以上熟成するであろう。
色合いはインクのように濃く、紫がかったルビー色。
素晴らしい構成。
香りもとてもゴージャスで、ブルーベリーやラズベリーやブラックベリー、
そしてアカシアの花、甘草(リコリス)や、お香のようなニュアンス。
酸味が美しいため、素晴らしい爽快感が体に共鳴していくのが感じられる。
また、余韻も驚異的だ。
ジャン=ポール・ドーマン氏は、自分のワインに関して、
2007年よりも、2005年の方が良かったとする数少ないシャトーヌフ・デュ・パプ生産者の1人だが、
私自身にとっても、このワイナリーに関しては、反対し難いところがある。
シャトーヌフ・デュ・パプが本当に好きな人は、
おそらく両方のヴィンテージをセラーに揃えたくなるのであろう。
シャトーヌフ・デュ・パプ 2008 : 90-92点
このアペラシオンで最も素晴らしい2008年のワインの1つが、
ジャン=ポール・ドーマン氏の「シャトーヌフ・デュ・パプ」であろう。
当ワイナリーは、このアペラシオンの中でも北にあり、
小さな敷地しかない。
しかも2008年の生産量は、通常のたった50%のみということだ。
しかしながら、その結果出来上がったワインは、傑出している。
濃い紫がかったルビー色。
香りが非常に豊かで、黒いラズベリーやブラックベリーのような果実の風味と、
甘草(リコリス)、岩を砕いたようなミネラル感、
そして春の花のような香りが満ち溢れている。
驚くほど豊満なフルボディタイプ。
このキュヴェは、私が試飲した2008年のシャトーヌフ・デュ・パプのワインの中で、
最もリッチなワインの1つであると言える。
この先さらに美味しくなることも間違いない。
昨年レポートしたように、
ここは2007年に特別キュヴェを造らなかった数少ないワイナリーである。
ドーマン氏によると、その理由は、
2007年のブドウがどれも素晴らし過ぎて、
通常レゼルヴを生産している樹齢の高い区画のブドウと、
あまり大きな差が現れなかったから、ということだ。
だからすべてを一緒にブレンドし、
1つのシャトーヌフ・デュ・パプに仕上げている。
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(参考までに、昨年の評価も載せておきます)
◆ザ・ワイン・アドヴォケイト The Wine Advocate 179号◆
シャトーヌフ・デュ・パプ 2007 (93-95)
シャトーヌフ・デュ・パプ 2006 94
シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ 2006 96+
コート・デュ・ローヌ・
リュー・ディ・クラヴァン・ルージュ 2007 (88-90)
コート・デュ・ローヌ・
リュー・ディ・クラヴァン・ブラン 2007 (86-87)
ここはシャトーヌフ・デュ・パプの中でも、訪問するのが楽しみなワイナリーのうちの1つだ。
現当主であるジャン=ポール・ドーマン氏により、
今やこの蔵は、シャトーヌフ・デュ・パプというアペラシオン全体の評価の基準とも言えるドメーヌに成長した。
古木を用い、ビオディナミ農法で栽培し、
ごくわずかな生産量に落として凝縮させて生まれるシャトーヌフ・デュ・パプは、
桁外れなほど素晴らしい。
醸造スタイルも伝統的なもので、醸造中は酸化防止剤の亜硫酸を一切使用せず、
ニュートラルなタンクか古い大樽で熟成させる。
2007年ヴィンテージもとても力強く、2006年にこのワイナリーが達成したものに、匹敵している。
というのも、南ローヌの2007年は、私にとって生涯で最高のグレート・ヴィンテージだと思っているのだ。
だがこの蔵は、その2007年に劣らないほどの2006年を、もともと生産していたという、
数少ないワイナリーのうちの1つである。
「コート・デュ・ローヌ・リュー・ディ・クラヴァン・ブラン 2007」は、
40%がグルナッシュ・ブラン、40%クラレット、20%マルサンヌのブレンドだ。
果実味豊かで、爽快感があり、シトラス系の花の香りのするビストロ・スタイルの白ワイン。
ボディはライトからミディアムの間。
このスタイリッシュな2007年は、ここ1~2年の間に飲むことをおすすめしたい。
「コート・デュ・ローヌ・リュー・ディ・クラヴァン・ルージュ 2007」は、
このアペラシオンの中でも最も優れたワインの1つだ。
醸造所のすぐ目の前に広がっている非常に樹齢の古い樹から採れたブドウで造っているため、
色合いは非常に濃い紫色で、ベリー系果実、甘草、土や肉っぽいニュアンスが押し寄せてくるような感覚だ。
フレッシュ感があり、生き生きとしていて、ミディアムからフルボディ。
果実味も余韻も十分素晴らしいのだが、まだ本領を発揮していない。
熟成を終えれば、さらに際立った魅力を放ってくれることは、間違いない。
「シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ」の2007年ヴィンテージは生産がないということを聞いて驚いた。
このワインは通常、砂質土壌に育つ樹齢103年のグルナッシュから造られ、古い大樽とタンクで熟成させている。
この区画のブドウを食べた時、他の区画のものと比べて、
レゼルヴらしい明らかな特徴が感じられなかったとジャン=ポールは話してくれた。
それでわざわざキュヴェを分けるのはおかしいから、レゼルヴの生産をやめたのだそうだ。
これはおそらくグッド・ニュースだろう。
というのも、「シャトーヌフ・デュ・パプ 2007」が素晴らしい力作だからだ。
エッジまで濃い紫の色調。
甘草や燻し香、ペッパー、ブラックベリー、キルシュ、そしてお香のようなニュアンスがすべて溶け合わさり、
信じられないほどアロマティックである。
これは北向きの涼しい斜面ならではなのだろう。
アルコール度も高いが、凝縮度も非常に高い。
春の終わりから9月末まで、雨がほとんど降らなかったそうだ。
素晴らしいフレッシュ感と快活さに溢れたフルボディタイプ。
なおかつエレガントでピュアな個性も持ち合わせている。
今後20年かそれ以上、美味しく飲むことができるだろう。
興味深いことにジャン=ポールは、自らの2007年のワインと、
こちらもまた偉大なヴィンテージであった1999年とを照らし合わせている。
「シャトーヌフ・デュ・パプ 2006」は、濃い紫色で、
カシスや甘草、キルシュ、肉汁や、わずかにラベンダーやスパイスの風味など、とても香りが豊かだ。
フルボディタイプで、ゆったりとした豊かさがあり、うっとりと魅惑されてしまうほどの凝縮感。
2006年ヴィンテージのワインの中で、最も素晴らしいものの1本だ。
この心地よい美しさは、今後少なくとも15年は楽しめるだろう。
2006年ヴィンテージを代表するワインの候補として、
「シャトーヌフ・デュ・パプ・レゼルヴ 2006」も忘れてはならない。
不透明な暗黒色とも言えるほど濃い紫の色調。
コショウやスパイスと、土っぽいニュアンスの香り。
フルボディの力強さと並外れた凝縮感があり、ピュアで余韻も長い。
これもまたセンセーショナルなワインなのだが、顕微鏡並みに微小な生産量であるため、
数本を見つけることすら非常に難しいだろう。
今後20年かそれ以上、2006年のワインとしては意外なほど長く楽しめそうだ。
Posted by Vin長(ヴァンちょう) at 10:35│Comments(0)